|
|
---|
県のデータ | 琵琶湖のデータ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
面 積 | 4,017km2 | 県 庁 | 大津市 | 面 積 | 674km2 | 南北の長さ | 63.5km |
人 口 | 1,396,262人 | 世帯数 | 519,813世帯 | 周 囲 | 235km | 湖面標高 | 85.6m |
男 性 | 690,430人 | 女 性 | 705,822人 | 最大水深 | 104m | 湖水量 | 27,500km3 |
県の木:もみじ 郷土の花:しゃくなげ 県の鳥:かいつぶり
また滋賀県は日本の東西の中心に位置し、北は福井県、西から南に京都府、南東に三重県、東は岐阜県に接している。
外周を鈴鹿(すずか)山脈・伊吹(いぶき)山系・比良(ひら)山系・野坂(のさか)山系に囲まれた地形は近江盆地(おうみぼんち)と呼ばれている。四方を山に囲まれ、360度のどこを向いても山脈を望むことができ、県の約半分が森林地帯となっている。
そして、滋賀県の中央には県の面積の1/6を占める国内最大の湖、琵琶湖(びわこ)がある。
淡水湖である琵琶湖には大小約460本の河川が流れ込み、その内121本が一級河川である。しかし、琵琶湖から流れ出る川は、京都市内へ流れる人工の琵琶湖疎水以外は瀬田川(せたがわ)だけである。その水は、京都府で宇治川(うじがわ)となり、大阪府に入ると淀川(よどがわ)と名前を変えて、近畿約1,400万人の生活・産業用水として利用されているのである。そのため琵琶湖は「近畿の水瓶」と称される。
1984年、湖沼環境問題に取り組む科学者・行政担当者・市民代表が大津市に集まり、第1回世界湖沼会議が開催された。 その主旨を果たすべく国連機関である財団法人
国際湖沼環境委員会の事務局が琵琶湖岸に敷設されている。
また、日本で初めての国定公園である琵琶湖は、1993年には水鳥の住む湿地を保護するためのラムサール条約に登録されている。琵琶湖には150種に及ぶ野鳥たちと1000種の魚介生物が生息している日本有数の自然の宝庫なのである。
現在でも毎年のように赤潮が発生しているため、環境を守ろうと富栄養化防止条例、ヨシ群落保全条例などが独自に制定されている。
滋賀といえば、近江(おうみ)の国である。全国各地に足を運んだ近江商人の故郷として、八幡、日野などの商家も観光化されている。「三方よし」とは近江商人の家訓であるが、「売り手によし、買い手によし、世間によし」と商業を通じて社会に貢献しようという理念は全国で知られている。
滋賀県は琵琶湖を中心にし、おおまかに東西南北に地域を分けて称している。
最も商業化・工業化の著しい地域は滋賀県南部に広がる湖南(こなん)地域で、大津市、草津市など交通の要所とも言うべき地域を含む。JR東海道線沿線・特に草津市は大きな商業都市となっている。
湖東(ことう)は湖岸近くの平野部には田園地帯も多く、彦根市や近江八幡市、八日市市など歴史的な都市がある。東へ行くと険しい山間部になる。
湖西(こせい)は比叡山・比良山系と湖岸に挟まれた細長い平地に田園地帯が連なっている。大津市の北西部、雄琴や堅田も湖西地域と言って良い。京阪神からのレジャー、リゾート施設も多い。
湖北(こほく)は概ね山間部で、湖岸の平野にある長浜市はこの地域では飛び抜けて大きな都市である。また、豪雪地帯であるためスキー場も多い。