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菩提寺の住環境


★菩提寺(ぼだいじ)

 「菩提寺(ぼだいじ)」という言葉は「先祖代々を祀るお寺」の意味である。甲西町の北西部に位置し、古くからお寺が数多くあったことから、この地域そのものが菩提寺と呼ばれるようになったと容易に推測できる。
 今のハイウェイサイドタウン(名神菩提寺SA北側)にある雨山(あまやま)と笹尾ヶ嶽(ささおがだけ)から野洲川(やすがわ)までが大字で菩提寺と呼ばれる地域である。行政区(自治会)は菩提寺山南西辺りを菩提寺区としているが、大字の菩提寺全域と区別するために旧区とか旧菩提寺と呼ぶことが多い。

近江八幡市・竜王町

雨山・笹尾ヶ嶽

菩提寺山・竜王山

野洲市
栗東市

西
Bodaiji
十二坊・岩根山

甲賀市水口町

野洲川

甲賀市信楽町


 北には名神高速道路が通っているが、その北側に雨山と笹尾ヶ嶽に囲まれた地域をハイウェイサイドタウン(自治区)と呼ぶ。昔はここまで田畑が広がっており、雨山のふもとには水害を鎮めるために八王子神社が建立されていた。
 昭和40年から北部から開発が始まり、田舎にしては交通の便が良いため京阪神からの移住者がゆったりとした生活に憧れて来るようになった。そのため当時は別荘が非常に多く、特徴的な三角の形をした赤や青の家が多く建ち並んでいた。現在ではサイドタウンの他、イワタニランド、みどりの村、三上台(みかみだい)、近江台(おうみだい)と山々に囲まれたこの地域に多くの住宅が建ち並んでいる。旧菩提寺では野洲川付近までの広大な田畑で今でも農業が行われている。
 交通のアクセスは良く、JRの東海道本線と草津線が近くを通り、名神の竜王ICも5分ほどで行ける。国道も1号線と8号線が5分から10分の距離にある。
 田舎の風情と便利さが程良くあり、甲西町の中でも4分の1の人口が集まっている。

 伝統的な行事として毎年5月1日に旧在所のお祭りが斎(いつき)神社と和田神社で執り行われる。東の斎神社からはこども御輿が菩提寺全域を練り歩き、西の和田神社では前夜に年子の肝試しが行われる。また、国の重要文化財である石灯籠が置かれた八王子神社は、現在再建されて菩提寺区にひっそりとたたずむ。(寺社のページへ

★自治区の紹介

区域名 小字名 完成時期 主な施設
Bodaiji ハイウェイ・サイドタウン 笹尾ヶ嶽、雨山、広野 昭和41年 菩提寺北小学校、希望ヶ丘南ゲート
イワタニランド 広野 昭和45年 近江カントリーゴルフクラブ
近江台 狼谷 昭和49年 名神竜王I.C.(5分)
みどりの村 膳所ヶ崎、広野、竜王山 昭和47年 診療所、動物病院、びわこ銀行、郵便局
三上台 膳所ヶ崎、北山 昭和46年
膳所ヶ崎 膳所ヶ崎 昭和46年 菩提寺小学校
鵜ヶ下 鵜ヶ下 昭和45年 滋賀銀行
旧菩提寺 (多数) -- 公民館、保育園、幼稚園、診療所
北山台 (なし) 昭和50年
菩提寺新町 (なし) 平成14年

★付近の交通網

JR東海道線の野洲駅まで自家用車(15分)か路線バス(25分)を使って出る。野洲駅は整備車庫があるため始発と終電があり、新快速で京都まで25分、大阪までは55分で行ける。

JR西日本
最寄りの駅はJRびわこ線(東海道本線)の野洲駅で、京都まで新快速で約30分、大阪までは約55分で到着。菩提寺から野洲駅までは、滋賀交通の路線バスなら約25分(近江富士団地経由)、自家用車なら10〜15分
名神高速道路
菩提寺の北を東西に走っている。菩提寺サービスエリア(バス停)・竜王インターチェンジ(車で5分)
国道1号線
菩提寺の南、野洲川に沿って東西に走っている。東京タワーを出発し、大阪の御堂筋で終着する
国道8号線
西の野洲市を南北に走る。栗東市の国道1号線から分岐して北上し、福井県・石川県へと北陸(日本海)を通り抜ける
滋賀交通
菩提寺と野洲駅を結ぶ路線バス。1時間に2本程度走っている。[時刻表:みどりの村]
町内循環バス(滋賀バス)
町営の循環バス。菩提寺と役場までを結び、JR甲西駅まで利用できる。2時間に1本程度ある。[時刻表:みどりの村/路線図]
高速バス(JR|近鉄|日急)
菩提寺SAから名神高速道路を走るバスに乗ることができる。[時刻表:名古屋行き/京都・大阪行き]

★地元の氏姓

旧菩提寺には古くから続く家々があり、当然のことながら同姓の家が多く存在する。一般的に知られる名前もあればこの地域か極少数の地域にだけある氏姓もある。
読みやすい所では、中野(なかの)、白井(しらい)、谷口(たにぐち)、廣嶋(ひろしま)、菅沼(すがぬま)、荻原(おぎはら)、寺村(てらむら)というもの。
珍しく読みが難しい氏姓として、伊地知・伊地智(いじち)、鵜飼(うかい)、龍池(たついけ)というものがある。